ToDoリストを働かせているものを理解するいちばん速い道は、仕上がったものを見ることです。以下に、三つのToDoリストの例をそのまま載せます。会社の中での一週間、自分の事業を回す一週間、そして一つの大きめのプロジェクト。三つとも同じ三つの決まりに従っています。タスクは動詞から始まり、リストは場所で分かれ、日付は本物の期限があるところにだけ現れます。
どれも、理想を描いたものではありません。仕事術のブログには載らない部分も含めて、本当の一週間に見えるようにつくってあります。
会社の中でプロジェクトを回す一週間
プロダクトマネージャー、チームリーダー、コンサルタント。自分のプロジェクトからも、ほかの全員のプロジェクトからも、同時に仕事が届きます。
パソコン
- 第3四半期のロードマップの最終案を、高橋さんにメールする
- 田中さんとの一対一のために、話す点を三つ書く
- 月曜の反対意見を受けて、料金のスライドを作り直す
- 分析ツールのライセンスを更新する 期限: 8月21日
電話
- 契約の条件について、取引先の担当者に電話する
- 火曜に伝言を残していた候補者に折り返す
会社で
- 署名済みの契約書を法務から受け取る
- 朝会のあとに田中さんをつかまえて、スプリントの範囲を話す
返事待ち
- 第3四半期の案への高橋さんの意見
- 取引先との契約への法務の承認
働く理由。机の前では、二本の電話は視界にありません。人が実際にその場にいなければならないことは、会社に着くまで待ちます。全体で本物の期限は一つだけなので、それが現れたときには意味があります。どの項目も、先に考えなくても始められます。そして返事待ちのリストは、人に渡した仕事を、手を動かすリストを混ませずに見えるところに置いておきます。法務に催促するのを覚えていることと、金曜になって誰もしていなかったと気づくことの違いです。
自分の事業を回す一週間
フリーランスと一人で立ち上げた方。顧客の仕事、誰も割り当ててくれない事務、そして自分で起こさなければ起きない営業。
パソコン
- 修正した提案書を、山田商事に送る
- 3月分の請求書を書く
- 加藤さんの案件を実績のページに加える
- 四半期の消費税の申告をする 期限: 4月30日
電話
- 新しい見込み客に、範囲と予算について折り返す
- 請求の決まりの変更について、税理士に電話する
返事待ち
- 提案書への山田商事の返事
- 加藤さんからの署名済みの契約書
- 2月分の請求書、14日から未払い
働く理由。「3月分の請求書を書く」には、「請求まわりを整理する」と違って、見えるゴールがあります。消費税の申告に日付があるのは、税務署が決めたからで、自分が決めたからではありません。提案書にはありません。火曜ではなく木曜に催促しても、失うものがないからです。そして返事待ちのリストは、フリーランスのお金が住んでいる場所です。記憶の中にしかない未払いの請求書は、六週間催促されないままになる請求書です。
大きめのプロジェクト。新しい料金ページの公開
公開は、一つの項目にするには大きすぎます。「新しい料金を公開する」は、三か月のあいだリストに座り込んで、不安を放ち続けます。代わりに、プロジェクトを次の一歩に分けて、ほかのすべてと同じように場所で並べます。
料金の公開: パソコン
- 三つのプランと、それぞれに含まれるものの下書きを作る
- 返金の文言を法務に送って確認してもらう
- 既存の顧客への移行の案内メールを書く 期限: 10月1日
料金の公開: 電話
- 期間の途中でプランを変える扱いについて、決済会社に電話する
- 新しいプラン名について、長い付き合いの顧客二人に電話する
料金の公開: 返事待ち
- 返金の文言への法務の確認
- 加藤さんからのページの最終デザイン
働く理由。見えているのは、今の次の一歩だけです。分析のイベント、ヘルプセンターの書き直し、そのほか30件の先のタスクは、順番が来るまでプロジェクトのメモの中にあります。唯一の本物の期限、移行の案内メールに日付があるのは、変更の前に顧客に届かなければならないからです。残りは、予定どおりにではなく、順番どおりに起きます。
この三つに共通すること
三つの型が繰り返し現れます。どんな見た目よりも、これが大事です。
- タスクは動詞から始まり、解釈なしに始められる。
- リストは場所か道具で分かれていて、それぞれには今できることだけが見える。
- 日付はまれで、本物にかぎる。現れたときには、信じられる。
動詞から始める決まりは、好みの問題ではありません。具体的な項目は、何を、どこでを先に決めています。心理学ではこれを実行意図と呼びます。642件の検証をまとめた2025年のメタ分析は、こうした計画がタスクの実行される見込みを測れるほど高めること、そして具体的な「いつ、どこで」の形が、漠然とした予定として書かれた計画より高い成果を出すことを見つけました。「新しい見込み客」ではなく「新しい見込み客に、範囲と予算について折り返す」と書く理由です。
うまくいくToDoリストのテンプレートを探す人は多く、正直な答えは、テンプレートはいちばん大事でない部分だ、というものです。この三つの決まりは、どんな媒体でも生き残ります。ノート、メモアプリ、表計算、ホワイトボード。話題だけの項目とでっち上げの日付で埋まった美しいテンプレートは壊れ、決まりに従った紙切れは働きます。
例が隠していることが、もう一つあります。それぞれの短いリストの後ろには、今日は見えていないものも含めてすべてを持つ、完全な集まりが一つあります。それがマスターリストで、短いリストを信頼できるものに保っているのはそれです。
自分のものを作る
これらの例の後ろにある方法の全体、最初の完全な書き出しから、リストを生かし続ける週に一度の立て直しまでは、本編のガイドにあります。続くToDoリストの作り方へ。そして、この型が意志の力ではなく最初からの前提になっている道具がほしいなら、tingdoはまさにこのページの読み心地のとおりに働きます。場所ごとのリスト、二秒での動詞から始まる書き留め、そしてどこにもでっち上げの日付はありません。